家計調査データ

世帯あたりの黒字額

  • 勤労者世帯平均は月に10.7万円黒字
  • 可処分所得に占める黒字率は27.9%
  • 黒字の内訳は預貯金純増がトップ

勤労者世帯は月に10.7万円黒字が平均

可処分所得から消費支出を差し引いたものを黒字とすると、勤労者世帯の月あたりの黒字額約10.7万円(107,021円)で、前年(平成23年)の家計調査と比べると、名目で2.1%の増加となりました。(補足:可処分所得は収入から税金や社会保険料など非消費支出を引いたもの)

 

可処分所得に占める黒字額の割合(黒字率)は27.9%でこちらは前年比で0.4ポイント上昇しています。(平成21年の26.1%から3年連続で上昇)

 

黒字率27.9%のうち21.3%は金融資産純増で、その中でも預貯金純増が16.6%と大半を占めています。黒字率の残りで多いのは土地や家屋の借金純減で6.4%となっています。

(データ出所:総務省「平成24年家計調査」)

 

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世帯あたりの消費支出
総務省家計調査によると平成24年の1世帯あたりの月平均消費支出は約24.7万円(247,651円)で、前年に比べて名目、実質ともプラスになりました。
消費支出の内訳
総務省の家計調査で消費支出を10項目に分類した結果を見ると、割合が最も高いのは食費の23.5%です。この割合は二人以上世帯でも単身世帯でもほぼ同じです。
世帯あたり可処分所得
平成24年の家計調査によると可処分所得の勤労者世帯の平均は1ヶ月あたり約38.4万円(383,851円)となっています。10年前と比較すると月あたり約2.5万円の減少です。
世代別の消費支出
二人以上の世帯について消費支出を見ると世帯主が50歳代(50歳〜59歳)の世帯が約34.1万円(341,458円)と最も高くなっています。
男女別の消費支出
単親世帯の消費支出を男女別に見ると消費支出に占める食費の割合(エンゲル係数)が男性は28.3%、女性は20.5%と男性単身世帯の方が高くなっています。逆に女性の方が割合が高いのは交際費です。
年収別の平均消費性向
家計調査での年収区分別平均消費性向の違いを見ると最も年収が低い第T階級の平均消費性向が80.7%なのに対し、最も年収の高い第X階級の平均消費性向は67.6%となっています。
世帯人数別の消費支出
消費支出には食料や水道光熱費などが含まれるため、一人あたりにでは単身世帯(1人世帯)が割高になります。単身世帯の一人あたり消費支出は二人世帯の約1.2倍、四人世帯の約2.0倍にもなります。
住宅ローン返済額
単身世帯を除く勤労者世帯のうちで住宅ローン返済がある世帯は37.4%で、住宅ローン返済額の平均は約9.4万円(94,295円)となっています。住宅ローン返済がある世帯とない世帯では平均消費性向も大きく異なります。
家計消費の最近の動き
家計消費に関する最近の特徴的な動きを掲載。「パンへの年間支出金額が米と並ぶ」など総務省の家計調査をもとにプレゼン資料の元ネタとして使えるようにコンパクトにまとめています。

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