家計調査データ

月あたり平均消費支出

  • 1世帯あたりの月平均消費支出は約24.7万円
  • 二人以上の世帯だけなら月平均は約28.6万円
  • 単身世帯に限ってみれば月平均は約15.6万円

単身世帯の消費支出は二人以上の世帯より月平均で13万円少ない

総務省家計調査によると平成24年の1世帯あたり月平均消費支出約24.7万円(247,651円)で、前年に比べて名目、実質ともプラスになりました。

 

これは総世帯の数字ですので、二人以上の世帯(総世帯の約7割)に限ると、月平均消費支出は約28.6万円(286,169円)となっており、こちらも名目、実質ともに前年に比べてプラスとなっています。

 

一方、単身世帯(総世帯の約3割)について見ると、月平均消費支出は約15.6万円(156,450円)と、総世帯の平均よりも約9万円、二人以上の世帯の平均よりも約13万円少なくなっています。また、単身世帯の月平均消費支出は名目、実質とも前年に比べてマイナスとなっています。

(データ出所:総務省「平成24年家計調査」)

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消費支出の内訳
総務省の家計調査で消費支出を10項目に分類した結果を見ると、割合が最も高いのは食費の23.5%です。この割合は二人以上世帯でも単身世帯でもほぼ同じです。
世帯あたり可処分所得
平成24年の家計調査によると可処分所得の勤労者世帯の平均は1ヶ月あたり約38.4万円(383,851円)となっています。10年前と比較すると月あたり約2.5万円の減少です。
世帯あたり黒字額
可処分所得から消費支出を差し引いたものを黒字とすると、勤労者世帯の月あたりの黒字額は約10.7万円となっています。(平成24年総務省「家計調査」)
世代別の消費支出
二人以上の世帯について消費支出を見ると世帯主が50歳代(50歳〜59歳)の世帯が約34.1万円(341,458円)と最も高くなっています。
男女別の消費支出
単親世帯の消費支出を男女別に見ると消費支出に占める食費の割合(エンゲル係数)が男性は28.3%、女性は20.5%と男性単身世帯の方が高くなっています。逆に女性の方が割合が高いのは交際費です。
年収別の平均消費性向
家計調査での年収区分別平均消費性向の違いを見ると最も年収が低い第T階級の平均消費性向が80.7%なのに対し、最も年収の高い第X階級の平均消費性向は67.6%となっています。
世帯人数別の消費支出
消費支出には食料や水道光熱費などが含まれるため、一人あたりにでは単身世帯(1人世帯)が割高になります。単身世帯の一人あたり消費支出は二人世帯の約1.2倍、四人世帯の約2.0倍にもなります。
住宅ローン返済額
単身世帯を除く勤労者世帯のうちで住宅ローン返済がある世帯は37.4%で、住宅ローン返済額の平均は約9.4万円(94,295円)となっています。住宅ローン返済がある世帯とない世帯では平均消費性向も大きく異なります。
家計消費の最近の動き
家計消費に関する最近の特徴的な動きを掲載。「パンへの年間支出金額が米と並ぶ」など総務省の家計調査をもとにプレゼン資料の元ネタとして使えるようにコンパクトにまとめています。

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